2011年9月2日

映画「タケオ」~ダウン症ドラマーの物語~


音楽の中で最もプリミティブな構成要素・・・ビート

夏休み最終日の娘と映画を見に行った。

菊地成孔氏がラジオでドゥドゥンジャイローズオーケストラのアンコールに飛び入りしたダウン症の少年のパフォーマンスが奇跡的だったと語っていました。

その少年のドキュメンタリー映画が丁度今公開されている事を知り「ポレポレ東中野」へ。

菊地氏の話があまりにも印象的だったので、上映されているという偶然の事実に驚き。たまたま時間が捻出できた事に驚き(夜な夜な勤務し過ぎによる強制休暇)。めぐりあわせです。

タケオ君の激しいアフリカンビートの演奏やダンスのエネルギーには驚きっぱなし。

映画ラスト近くであったセネガルの精霊と同化するような穏やかな演奏や、美しいハーモニーのピアノの即興演奏にも心を奪われました。

自ら愉しみ、聴衆を愉しませ、アンサンブルの中心になり、リードするというのがタケオ君のスタイルのようです。

ドゥドゥがタケオ君に「自分のリズムを信じるように。自然の中にかくれてるリズム。人生の中にあふれているリズム」と指導するシーン。まさに音楽の原点だと思います。

最近、どうしたらグルーヴするか、スウィングするか? とよく考えるのですが理屈じゃないことが分かりました。

タケオ君は町田でワークショップをやっているそうです。今度会いに行ってみよう。

音楽は偉大です。 Peace.

【菊地成孔氏の日記】
http://t.co/7ZKl72I

【映画「タケオ」公式サイト】

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